No.73 戦後の神社の歩み(神道指令と神社本庁の発足)
昭和20年(1945年)12月の神道指令で、神社は国の管理を離れた。翌年2月、神祇院の廃止の翌日に神社本庁が発足し、神社は民間の宗教法人として歩み始めた。
本文と出典
終戦後、神社は国の管理を離れ、民間の宗教法人として再出発しました。
【神道指令】
昭和20年(1945年)12月15日、連合国軍総司令部(GHQ)は日本政府に神道指令を出しました。
国が神社を支えたり監督したりすることを禁じ、学校で神道を教えることなども禁じました。
同じ12月には宗教法人令が出され、神社も宗教法人になる道が開かれました。
【神祇院の廃止と神社本庁の発足】
昭和21年(1946年)2月2日、神社を受け持つ国の役所だった神祇院が廃止され、社格の制度も無くなりました。
その翌日の2月3日、皇典講究所、大日本神祇会、神宮奉斎会の三つの団体がもとになって、神社本庁が発足しました。
昭和26年(1951年)には宗教法人法ができ、いまの宗教法人の形になりました。
【戦後の歩み】
国の支えを失った神社は、氏子や崇敬者に支えられて運営を続けてきました。
神社本庁は、建国記念の日の制定(昭和41年)や元号法の成立(昭和54年)を求める運動などにも取り組みました。
政教分離をめぐっては、津地鎮祭訴訟(昭和52年に最高裁が合憲と判断)、愛媛玉串料訴訟(平成9年に最高裁が違憲と判断)などの裁判もありました。
【いまの課題】
いま、地方の神社の多くは、過疎や高齢化で氏子が減り、神職の後継ぎも足りないという課題を抱えています。
くわしくは「神社が抱える課題」の記事をご覧ください。
https://the-jinja.top/yobo/96
【参考にした資料】
『総図解 日本の神社』(渋谷申博)、『神道と神社の秘密』(歴史研究会)、『神社本庁とは何か』(小川寛大)、『徹底検証 神社本庁』(藤生明)、『日本会議と神社本庁』(週刊金曜日 編)、『靖国神社』、『神社崩壊』(島田裕巳)
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