No.67 日本三大祭(祇園祭、天神祭、神田祭)の由来
祇園祭は平安時代に疫病をしずめるために行った御霊会、天神祭は大川に神鉾を流した鉾流神事、神田祭は江戸幕府に守られた天下祭が始まり。
本文と出典
日本三大祭とされるのは、京都の祇園祭、大阪の天神祭、東京の神田祭です。
三つ目を神田祭ではなく、同じ東京の山王祭とする言い方もあります。
【祇園祭(京都、八坂神社)】
平安時代、都ではやった疫病をしずめるために行われた祇園御霊会が始まりです。
貞観11年(869年)、当時の国の数にちなんで66本の鉾を立て、牛頭天王(いまの祭神は素戔嗚尊)をまつって疫病の退散を祈ったと伝えられます。
その後、京都の町衆の力で、豪華な山鉾巡行へと発展しました。
7月の一か月をかけて行われます。
【天神祭(大阪、大阪天満宮)】
菅原道真をまつる大阪天満宮のまつりです。
天暦5年(951年)、神社の前の大川に神鉾を流し、流れ着いた場所に神を迎えるお旅所を設けたのが始まりとされます(鉾流神事)。
やがて、神を船にお乗せして川を渡る「船渡御」が行われるようになり、水の都、大阪を代表するまつりになりました。
7月24日と25日に行われます。
【神田祭(東京、神田明神)】
江戸の総鎮守、神田明神(神田神社)のまつりです。
神社の伝えでは、関ヶ原の戦いの前に徳川家康がここで勝利を祈り、神田祭の日に勝ったことから、江戸幕府に大切にされたといいます。
江戸時代には、神輿や山車が江戸城の中に入って将軍が見物することが許され、山王祭とともに「天下祭」と呼ばれました。
いまは2年に一度、5月に本祭が行われます。
【参考にした資料】
『神社に秘められた日本史の謎』(新谷尚紀)、『総図解 日本の神社』(渋谷申博)、『神道と神社の秘密』(歴史研究会)、『神社の系譜』(宮元健次)、『神社の解剖図鑑』(米澤貴紀)
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