No.66 式年遷宮とは何か、伊勢神宮の遷宮の意味
式年遷宮は、決まった年ごとに社殿を建て替えて神を新しい社殿に移すまつり。伊勢神宮では20年に一度行われ、持統天皇の690年に始まって、2013年の第62回まで続いている。
本文と出典
式年遷宮(しきねんせんぐう)は、決まった年数(式年)ごとに社殿を新しく建て、神を新しい社殿にお移しするまつりです。
伊勢神宮では、20年に一度行われます。
【歴史】
天武天皇が定め、持統天皇の時代の690年に第1回が行われたとされます。
戦国時代には、世の中が乱れて120年あまり行われなかった時期もありましたが、その後再開されました。
直近は平成25年(2013年)の第62回で、次の第63回は令和15年(2033年)の予定とされています。
【何を新しくするか】
内宮と外宮の正殿をはじめ、多くの社殿を、隣の敷地にまったく同じ形と寸法で新しく建てます。
建物だけでなく、神の衣装(御装束)や、武具、楽器などの神宝も新しく作り直します。
【遷宮の意味】
いつも新しく清らかであることを尊ぶ考え方(常若、とこわか)が、その根にあるとされます。
社殿や神宝を新しくすることで、神の力がよみがえり、世の中も新しく栄えると考えられてきました。
20年という間隔は、建物や道具を作る技を、親方から弟子へ受け継ぐのにちょうどよい年数だとも言われます。
建て替えのあとの古い社殿の木材は、全国の神社の鳥居や社殿の修理などに使われます。
【ほかの神社の遷宮】
伊勢神宮のほかにも、出雲大社や上賀茂神社、下鴨神社など、決まった年ごとに社殿の修理や建て替えを行い、遷宮のまつりをする神社があります。
【参考にした資料】
『総図解 日本の神社』(渋谷申博)、『神道と神社の秘密』(歴史研究会)、『神社の謎』(合田道人)、『なぜ八幡神社が日本でいちばん多いのか』(島田裕巳)、『図解 神社入門』(渋谷申博)
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