No.64 神輿と山車の違い
神輿は神が乗って町をめぐる乗り物。山車は神を招く目印であり、まつりをにぎやかにする飾りの車。呼び名は山、鉾、屋台、だんじり、曳山など地域で違う。
本文と出典
まつりで町をめぐる神輿(みこし)と山車(だし)は、似ているようで役割が違います。
【神輿】
神輿は、神が乗る乗り物で、小さな社殿のような形をしています。
まつりの日、ふだん本殿にいる神が神輿に移り、氏子の町をめぐって、人々の暮らしを見守り、恵みを与えるとされます。
途中で、お旅所(おたびしょ)と呼ばれる仮の宮に立ち寄ることもあります。
神輿を激しく揺さぶって担ぐのは、神の力を高めるため、あるいは神をにぎやかにもてなすためとも言われます。
【山車】
山車は、もとは神が降りてくるための目印(依り代)として作られたものとされます。
高い山や鉾をかたどった形には、神が山に降りるという古い信仰が表れていると言われます。
京都の祇園祭の山鉾のように、疫病をはやらせる霊を集めて町の外へ送り出す意味を持つものもありました。
やがて豪華な飾りやお囃子で、町ごとに美しさを競うものになっていきました。
呼び名は地域によって違い、山、鉾、屋台、だんじり、曳山などと呼ばれます。
【まとめ】
神輿は神が乗る乗り物、山車は神を招き、まつりを盛り上げる車、という違いがあります。
【参考にした資料】
『総図解 日本の神社』(渋谷申博)、『神社で柏手を打つな』(島田裕巳)、『神道と神社の秘密』(歴史研究会)
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