No.59 神社のまつりの基本的な流れ(神迎え、神事、直会)
神社のまつりは、場を清めて神を迎え、お供えと祝詞でもてなして祈り、神を送ったあと、供えたものを皆でいただく直会で締めくくる。
本文と出典
神社のまつり(祭祀)は、神を迎えてもてなし、恵みに感謝し、願いを伝える儀式です。
大きなまつりも小さなまつりも、おおむね同じ流れで行われます。
【1 祓い清めて神を迎える】
はじめに修祓(しゅばつ)を行い、神職や参列者、お供えもの、まつりの場を祓い清めます。
そのうえで、神をまつりの場にお迎えします(降神)。
本殿に神がいつも鎮まっている神社では、本殿の扉を開くことで神を迎えることもあります。
【2 もてなして祈る】
米、酒、魚、野菜、果物などのお供え(神饌、しんせん)を神前に供えます(献饌)。
神職が祝詞を読み上げ、日ごろの感謝と、豊作や地域の平安などを祈ります。
神楽や舞を奉納し、参列者が玉串を供えて拝みます。
神輿が町をめぐるのも、このもてなしの一つです。
【3 神を送り、直会でいただく】
お供えを下げ(撤饌)、神をもとの場所へお送りします(昇神)。
そのあと、神前に供えたお神酒や食べ物を、神職や参列者がいただきます。
これを直会(なおらい)といいます。
神と同じものを食べることで、神とのつながりを深め、その恵みを分けていただくという意味があり、まつりの大切な締めくくりです。
【まつりということば】
「まつり」の語源には、神に従う「まつろう」や、ものを差し上げる「たてまつる」から来たという説などがあります。
【参考にした資料】
『神社に秘められた日本史の謎』(新谷尚紀)、『総図解 日本の神社』(渋谷申博)、『神社の謎』(合田道人)
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