No.15 二十二社とはどんな神社の集まりか
二十二社は、平安時代の中ごろから、国の大事や天変地異のときに朝廷が特別に使いを送った都の近くの22社。上七社、中七社、下八社に分かれる。
本文と出典
二十二社(にじゅうにしゃ)は、平安時代の中ごろから、国の大事や天変地異、雨ごいや雨やみの祈りのときに、朝廷が特別に使いを送って幣帛を捧げた22の神社です。
伊勢神宮のほかは、いずれも都(京都)とその周りにあります。
【なぜ22社に絞られたか】
律令の時代、朝廷は全国の官社(式内社)に幣帛を配っていました。
しかし、朝廷の力が弱まると、全国に配るのは難しくなります。
そこで、都の近くにあって特に大切な神社に限って祈るようになりました。
康保3年(966年)ごろに16社が定まり、その後少しずつ加えられて、長暦3年(1039年)に日吉大社が加わって22社になりました。
永保元年(1081年)に、この22社が決まりとして固まります。
【上七社、中七社、下八社】
22社は格によって三つに分けられます。
上七社:伊勢神宮、石清水八幡宮、賀茂神社(上賀茂神社と下鴨神社)、松尾大社、平野神社、伏見稲荷大社、春日大社
中七社:大原野神社、大神神社、石上神宮、大和神社、廣瀬大社、龍田大社、住吉大社
下八社:日吉大社、梅宮大社、吉田神社、廣田神社、八坂神社(祇園社)、北野天満宮、丹生川上神社、貴船神社
【一宮との違い】
一宮が地方の国ごとにいちばん格が高い神社であるのに対し、二十二社は朝廷が国と皇室を守るために祈った、都の神社の集まりです。
【丹生川上神社】
丹生川上神社は、いまは奈良県の上社(川上村)、中社(東吉野村)、下社(下市町)の三つに分かれていて、どれが当時の神社にあたるかは決まっていません。
このサイトの二十二社の一覧では、三社とも載せています。
二十二社の一覧 https://the-jinja.top/shakaku/nijunisha
【参考にした資料】
『神社に秘められた日本史の謎』(新谷尚紀)、『総図解 日本の神社』(渋谷申博)、『図解 神社入門』(渋谷申博)、『神道と神社の秘密』(歴史研究会)
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