No.51 七福神のうち、神社でまつられる神
七福神のうち日本の神は恵比寿だけ。大黒天は大国主命と、弁財天は市杵島姫命と同じ神とされ、神社でもまつられる。ほかの神は主に寺でまつられる。
本文と出典
七福神は、恵比寿、大黒天、弁財天、毘沙門天、福禄寿、寿老人、布袋の七柱の福の神です。
日本、インド、中国の神や人が一緒になった顔ぶれで、神と仏を一緒に信仰してきた日本ならではの組み合わせです。
このうち、神社と関わりの深い神を紹介します。
【恵比寿】
七福神の中でただ一柱、日本の神です。
漁業の神、市場の神から、商売繁盛の神になりました。
兵庫県西宮市の西宮神社(えびす宮の総本社)では蛭子神(ひるこのかみ)として、島根県の美保神社や大阪の今宮戎神社などでは事代主神(ことしろぬしのかみ)としてまつられています。
【大黒天】
もとはインドの神で、日本ではお寺の台所の神としてまつられていました。
「だいこく」という音が大国主命の「大国」と同じことから、大国主命と同じ神とされるようになりました。
そのため、出雲大社をはじめ大国主命をまつる神社で「大黒様」として親しまれています。
【弁財天】
もとはインドの川の女神で、水の神、音楽や芸能の神です。
日本では、宗像三女神の一柱の市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)と同じ神とされました。
江島神社(神奈川県藤沢市)、厳島神社(広島県廿日市市)、竹生島の都久夫須麻神社(滋賀県長浜市)などが弁財天とゆかりの深い神社です。
【そのほかの神】
毘沙門天(仏教の守り神)、福禄寿と寿老人(中国の道教の神)、布袋(中国の禅僧)は、主にお寺でまつられています。
ただ、江戸時代から各地で七福神めぐりが広まり、神社の境内の社でまつられていることもあります。
【参考にした資料】
『総図解 日本の神社』(渋谷申博)、『図解 神社入門』(渋谷申博)、『神社の解剖図鑑』(米澤貴紀)、『なぜ八幡神社が日本でいちばん多いのか』(島田裕巳)
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