No.48 白山、浅間、愛宕など山の神の信仰
山は神の宿る場所、水と命をもたらす場所として敬われてきた。仏教や修験道とも結びつき、白山、富士山(浅間)、愛宕山などの信仰が全国に広まった。
本文と出典
古くから日本の人々は、高い山を神の宿る場所、田畑をうるおす水の源として敬ってきました。
やがて仏教や、山で修行する修験道と結びつき、各地の山の信仰が全国に広まりました。
【白山信仰】
石川県、福井県、岐阜県にまたがる白山を神の山とする信仰です。
石川県白山市の白山比咩神社(しらやまひめじんじゃ)が全国の白山神社の総本宮で、白山比咩大神(菊理媛尊、くくりひめのみこと)をまつります。
水の神、農業の神として、また修験道の山として各地に勧請されました。
【浅間信仰】
富士山を神の山とする信仰です。
富士山の噴火を恐れ、しずめることを祈ったのが始まりとされます。
静岡県富士宮市の富士山本宮浅間大社が全国の浅間神社の総本宮で、木花之佐久夜毘売(このはなのさくやびめ)をまつります。
江戸時代には富士山に登る「富士講」が流行し、富士山に登れない人のために、各地に富士山をかたどった富士塚が築かれました。
【愛宕信仰】
京都の愛宕山にある愛宕神社を中心とする信仰で、火の神をまつります。
火事を防ぐ「火伏せ」の神として、「火迺要慎(ひのようじん)」のお札とともに全国に広まりました。
【参考にした資料】
『総図解 日本の神社』(渋谷申博)、『図解 神社入門』(渋谷申博)、『神社の解剖図鑑』(米澤貴紀)、『神道と神社の秘密』(歴史研究会)
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