No.47 春日大社の神と藤原氏
春日大社は藤原氏の氏神をまつる神社で、鹿島、香取、枚岡から迎えた四柱の神をまつる。藤原氏の繁栄とともに大きな崇敬を集めた。鹿は神の使いとされる。
本文と出典
春日大社(奈良市)は、古代の有力な一族、藤原氏の氏神をまつる神社です。
神社の由緒では、神護景雲2年(768年)に社殿が造られたとされます。
【まつられている四柱の神】
武甕槌命(たけみかづちのみこと):常陸国の鹿島神宮から迎えた、国を平らげた武の神です。
経津主命(ふつぬしのみこと):下総国の香取神宮から迎えた、同じく武の神です。
天児屋根命(あめのこやねのみこと):河内国の枚岡神社から迎えた、藤原氏(もとは中臣氏)の祖先の神です。
比売神(ひめがみ):天児屋根命の妻の神で、同じく枚岡神社から迎えました。
【藤原氏とともに】
藤原氏は天皇の母方の親族として摂政や関白を務め、政治の中心を握りました。
その氏神である春日大社も高い崇敬を受け、藤原氏の氏寺である興福寺と一体となって大きな力を持ちました。
春日大社は、平安時代の二十二社の上七社にも数えられています。
【鹿は神の使い】
武甕槌命が鹿島から白い鹿に乗って来たと伝えられることから、奈良の鹿は神の使いとして大切にされてきました。
【参考にした資料】
『総図解 日本の神社』(渋谷申博)、『図解 神社入門』(渋谷申博)、『なぜ八幡神社が日本でいちばん多いのか』(島田裕巳)、『神社の系譜』(宮元健次)、『神主さんが教えてくれる「おとなの神社旅」』(三浦利規、徳本昌大)
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