No.53 神社本庁に属さない「単立」の神社とは
神社本庁などの包括団体に属さない神社を単立神社という。宗教年鑑 令和6年版で1,831社。初めから属さなかった神社と、途中で離れた神社がある。
本文と出典
全国の神社の多くは神社本庁に属していますが、属さずに独立して運営している神社もあります。
これを単立(たんりつ)神社といいます。
文化庁の『宗教年鑑』令和6年版では、包括団体に属さない単立の神社は1,831社です。
【単立になる理由】
戦後、神社本庁ができたときに初めから加わらなかった神社と、のちに離れた神社があります。
離れた理由には、宮司の人事などをめぐる神社本庁との考え方の違いが挙げられることが多くあります。
単立になると、宮司を誰にするかなどを、その神社が自分で決めることになります。
【よく知られた単立の神社】
靖国神社(東京都):戦後、国の管理を離れて単立の宗教法人になりました。
伏見稲荷大社(京都府):全国の稲荷神社の総本宮で、神社本庁に属していません。
日光東照宮(栃木県):昭和60年(1985年)に神社本庁を離れました。
富岡八幡宮(東京都):平成29年(2017年)に神社本庁を離れました。
明治神宮(東京都)は平成16年(2004年)に離れましたが、平成22年(2010年)に戻っています。
【単立かどうかで変わらないこと】
単立の神社も、神社本庁に属する神社も、まつりやお参りの仕方は基本的に変わりません。
参拝する人にとっての違いは、ほとんどありません。
【参考にした資料】
『徹底検証 神社本庁』(藤生明)、『神道と神社の秘密』(歴史研究会)、『神社に秘められた日本史の謎』(新谷尚紀)、『靖国神社』、文化庁『宗教年鑑』令和6年版
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