No.52 神社本庁とはどんな組織か、伊勢の神宮との関係
神社本庁は、戦後の1946年に全国の神社をまとめるために生まれた民間の宗教法人。国の役所ではない。伊勢神宮を本宗と仰ぎ、神職の資格や神宮大麻の頒布などを受け持つ。
本文と出典
神社本庁(じんじゃほんちょう)は、全国の神社をまとめる宗教法人です。
名前に「庁」と付きますが、国の役所ではなく、民間の団体です。
全国の神社の大部分が属していて、文化庁の『宗教年鑑』令和6年版では78,251社です。
【できたいきさつ】
戦前、神社は国が管理していました。
戦後の昭和20年(1945年)12月、連合国軍総司令部(GHQ)の神道指令で、神社は国の管理から切り離されます。
国の神社の役所だった神祇院が廃止された翌日の昭和21年(1946年)2月3日、皇典講究所、大日本神祇会、神宮奉斎会の三つの団体がもとになって、神社本庁が発足しました。
各都道府県には、神社本庁の地方の組織として神社庁が置かれています。
【何をしているか】
神職の資格(階位)を授けることや、属する神社の宮司などの人事に関わること。
伊勢神宮のお札(神宮大麻)を、各地の神社を通して全国に頒布すること。
まつりの作法を定め、神道の考え方を広めること。
このほか、建国記念の日の制定や元号の法制化を求める運動などにも取り組んできました。
【伊勢の神宮との関係】
神社本庁は、伊勢神宮(正式な名前は「神宮」)を、すべての神社の中で特別に尊い「本宗(ほんそう)」と仰いでいます。
神宮大麻の頒布は、伊勢神宮と全国の神社を結ぶ大切な仕事とされています。
【役職】
神社本庁には、皇族の出身者が務める総裁、神社本庁を代表する統理、事務を取り仕切る総長などの役職があります。
【参考にした資料】
『神社本庁とは何か』(小川寛大)、『徹底検証 神社本庁』(藤生明)、『神社に秘められた日本史の謎』(新谷尚紀)、『神道と神社の秘密』(歴史研究会)、『総図解 日本の神社』(渋谷申博)、文化庁『宗教年鑑』令和6年版
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