ザ・神社THE JINJA / 全国神社アーカイブ

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No.75 古事記、日本書紀と神社

古事記(712年)と日本書紀(720年)に書かれた神話は、多くの神社の祭神や由緒のよりどころになっている。一方で、八幡神や天神のように記紀の神話に出てこない神の神社も数多い。

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調べた日
2026年10月6日
分野
歴史

本文と出典

『古事記』と『日本書紀』(あわせて記紀)は、奈良時代の初めにまとめられた日本の古い歴史の本です。 天武天皇の命令で作り始められ、古事記は和銅5年(712年)、日本書紀は養老4年(720年)に完成しました。 【祭神と由緒のよりどころ】 伊勢神宮の天照大御神、出雲大社の大国主命、鹿島神宮の武甕槌命など、多くの神社の祭神は記紀の神話に出てくる神々です。 国生み、天岩戸、天孫降臨、国譲りといった神話は、それぞれの神社の祭神の性格や由緒のもとになっています。 【神々を一つの系譜に】 記紀がまとめられた背景には、各地の豪族がまつっていた神々を、天皇の祖先の神である天照大御神を中心とする一つの系譜の中に位置づけるねらいがあったと考えられています。 【記紀に出てこない神】 一方で、記紀の神話に出てこない神をまつる神社も数多くあります。 「八幡神」という名前は記紀に出てきません(祭神とされる応神天皇は、神ではなく天皇として出てきます)。 祇園社の牛頭天王、天満宮の天神(菅原道真)なども、記紀の後に信仰された神です。 なお、春日大社の祭神(武甕槌命、経津主命、天児屋根命、比売神)や、稲荷の宇迦之御魂神(日本書紀では倉稲魂命)は記紀に出てきます。 神社の信仰は、記紀の神話だけでは語りきれない広がりを持っています。 【参考にした資料】 『神社に秘められた日本史の謎』(新谷尚紀)、『神道と神社の秘密』(歴史研究会)、『図解 神社入門』(渋谷申博)、『なぜ八幡神社が日本でいちばん多いのか』(島田裕巳)、『神社の解剖図鑑』(米澤貴紀)、『神社の系譜』(宮元健次)、『神社崩壊』(島田裕巳)

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